口から食事を取れない摂食嚥下障害の方に、胃に穴をあけカテーテル(管)を通して栄養を投与する方法。
糖尿病によって血糖のコントロールができない場合に、インシュリン注射でインシュリンを補充するすること。
国家資格。介護の専門的な知識を持つ。ケアワーカーとも呼ぶ。
在宅への復帰を目標に心身の回復訓練をする施設。介護保険が適用される。「老健」とも呼ばれる。
肺に空気を送ったり、たんを吸引したりするために手術でのどに穴をあけ、気管にパイプ状のカニューレを挿入して、軌道を確保し、呼吸管理や分泌物の吸引を行ったりすること。「気切(きせつ)」ということもある。
体を動かすための運動神経細胞が侵される難病であり、介護保険で定められている特定疾病。進行性の病気で、嚥下障害、言語障害などがおこると、人工呼吸、胃ろうなどが必要になる。
軽度の認知症の高齢者が暮らす施設。5~9人を1ユニットとして、食事、入浴などの生活をサポートする。
資格のない介護スタッフを呼ぶこともあるが、看護師を指すこともある。施設によって異なる。
60歳以上の自立した方対象のタイプと、65歳以上の介護が必要な方対象のタイプがある。低料金で食事つきの高齢者マンション。
介護のケアプラン作成・管理を行う専門職。介護支援専門員とも呼ばれる。
高齢者向けの賃貸住宅。入居金なしで入居できる。室内はバリアフリーで、介護サービスを受けられるところもある。
自宅に酸素を供給する機会を設置して酸素吸入を行うこと。在宅酸素療法ともいう。
長期間同じ姿勢で寝ていることで腰・ひじ・肩甲骨・かかとなどの骨ばった部分の血液循環が悪くなり、壊死(えし)してしまうこと。床ずれがあると洗浄やガーゼ交換などが必要になる。なお、床ずれは、定期的に体位変換を行い、皮膚を清潔に保つことで予防できる。
便や尿を排泄するために腹部に増設された人工肛門のこと。ストーマとは、増設した排泄孔をさす。
介護老人福祉施設の通称。介護認定1~5の高齢者が入居できる施設。介護保険が適用される。
自力でたん等の分泌物を出すことができない場合、細いチューブを鼻から気管に通して吸引して排出すること。
長期間、口から栄養が取れなく、消化管が機能していないため胃ろうも難しい場合、中心静脈にカテーテルを挿入して高カロリー輸液(TPN)を投与して栄養を補給する方法。「IVH」ともいう。
腎臓の代りに血液をきれいにする治療法で、血液透析と腹膜透析に分けられる。日本で一般的に普及しているのは血液透析。血液透析とは血液を体外に取り出し、透析器に通して血液中の老廃物を除去する治療法。1回3~5時間の治療を週に3回程度受ける必要がある。
自然排尿ができない場合にやわらかい管(カテーテル)を尿道口から膀胱に挿入して尿を排出させる「留置カテーテル」。このカテーテルの先端部分を膀胱内でふくらませて外れないようにしたものを「尿バルーン」という。
口から食事を取るのが難しい場合、鼻から消化管に挿入したチューブに流動食を投与し、栄養を摂取すること。
心臓の徐脈性不整脈を治療するための装置。通常、ペースメーカーの本体は手術により前胸部に植込まれる。
資格を持つ介護スタッフと持たないスタッフの両方に用いられる。資格は1級
民間が運営する施設。入居金は高額なところから低料金のところまで様々。自立型と介護付きがある。
医学的リハビリテーションの専門職。運動療法などにより、立つ、歩くなど基本動作能力の回復を支援する。PTとも呼ぶ。
胃ろうやたん吸引など、一定の医療措置が必要な高齢者が入所する施設。介護保険が適用される。